大分市と山口市、移住するならどっち?
私は35歳、3児の父として、27歳で東京から妻の地元・岡山にIターンした経験を持つ。移住は人生の大きな転機であり、特に東京からのIターンは、データに基づいた冷静な比較検討が不可欠だ。ここでは、資産形成と生活の質という観点から、大分市と山口市を客観的なデータで比較する。移住後の生活を具体的にイメージするための判断材料を提供する。
お金の面で比べると
移住後の生活において、経済的な安定は最も重要だ。特に、将来を見据えた資産形成は必須であると私は考える。与えられたデータを見ると、投資余力は山口市が月8.7万円、大分市が月7.8万円だ。この差は月額9,000円、年間で10.8万円にもなる。この10万円以上の差は、長期的なNISA運用において大きな影響を及ぼす。例えば、年利5%で運用した場合、20年後には数百万単位で資産額に差が生まれる。
家賃も生活費の大部分を占める固定費だ。1LDKの家賃は大分市が5.2万円、山口市が4.8万円。山口市の方が月4,000円、年間で4.8万円家賃を抑えられる。この家賃の差は、そのまま投資余力に上乗せできると考える。つまり、山口市に移住すれば、家賃と投資余力の合計で年間15.6万円も経済的な余裕が生まれる計算になる。私の経験から言えば、移住後の固定費削減は、NISAを始める上での大きな後押しになった。経済的な合理性を最優先するなら、山口市の方が有利な選択肢となる。
仕事・暮らしやすさで比べると
仕事の安定性は、家族を持つ身としては譲れない条件だ。求人倍率を見ると、大分市が1.52倍、山口市が1.58倍。どちらの都市も求職者にとって有利な売り手市場だが、山口市の方がわずかに求人が見つけやすい環境にある。これは、転職を視野に入れている人や、万が一の再就職の際にも、より安心感があると言える。
生活環境については、数値データだけでは測れない部分も多いが、私の岡山での経験を踏まえて考察する。大分市は九州の中でも比較的大きな都市であり、温泉や観光地として全国的に有名だ。都市としての活気があり、商業施設やエンターテイメントの選択肢も豊富である。一方、山口市は県庁所在地でありながら、落ち着いた雰囲気を持つ都市だ。豊かな自然に囲まれ、子育て世代にとっては静かで安心できる住環境である。
私の岡山での生活を振り返ると、東京のような大都市の喧騒から離れ、通勤時間が短縮され、子どもたちと過ごす時間が増えた。これは何物にも代えがたいメリットである。大分市と山口市、どちらも地方都市としての利便性と自然の豊かさを兼ね備えている。求める生活スタイルによって評価は分かれる。都市の賑わいや利便性を重視するなら大分市、自然の中でゆったりと子育てをしたい、あるいは通勤ストレスを最小限に抑えたいと考えるなら山口市が適している。地域のコミュニティの形成も地方移住の重要な要素だ。どちらの都市も新しい住民を受け入れる土壌がある。
田村の結論
経済的な合理性と落ち着いた子育て環境を優先するなら山口市を選ぶ。都市の利便性と活気を重視するなら大分市を選ぶ。