いわき市と岡山市、移住するならどっち?
東京でのITワーカー生活を経て、35歳で岡山市に暮らす私にとって、移住と資産形成は切っても切れないテーマです。妻の地元である岡山へIターンし、移住後にNISAを始めた経験から、地方都市での暮らしとお金の関係を肌で感じています。今回は、いわき市と岡山市という二つの地方都市を、具体的なデータに基づいて冷静に比較し、それぞれの都市が持つ魅力と課題を掘り下げます。
お金の面で比べると
資産形成の観点から見ると、いわき市は岡山市よりも有利な環境を提供します。いわき市の投資余力は月8.7万円であるのに対し、岡山市は月6.7万円です。この差は月々2万円、年間で24万円にもなります。NISAの非課税投資枠を最大限に活用しようと考える場合、この月2万円の差は非常に大きく、長期的な資産形成において無視できないアドバンテージとなります。
この投資余力の差に直結するのが家賃です。いわき市の1LDKの家賃は4.8万円であるのに対し、岡山市は5.8万円です。岡山市の方が月1万円高い家賃が、そのまま投資余力の差の半分を占めています。家賃は生活費の中でも大きな割合を占める固定費であり、ここを抑えることが資産形成の第一歩です。いわき市は、家賃の安さから生活コストを抑制し、その分を投資に回しやすい構造を持つ都市であると断言します。
仕事・暮らしやすさで比べると
仕事の探しやすさという点では、岡山市に軍配が上がります。いわき市の求人倍率が1.52倍であるのに対し、岡山市の求人倍率は1.65倍です。この数値は、岡山市の方が求職者一人あたりの求人数が多く、仕事を見つけやすい状況にあることを示します。特に、ITのような専門職の場合、地方都市では求人の絶対数が少ない傾向があるため、求人倍率の高さはキャリア選択の幅を広げる重要な要素となります。私自身も岡山で新たな仕事を探す際、選択肢の多さは安心材料でした。
暮らしやすさについては、両市にそれぞれ異なる魅力があります。岡山市は「晴れの国」と呼ばれる温暖な気候と、災害が少ないという地理的優位性を持っています。新幹線や高速道路のアクセスも良く、中国地方の交通の要衝として都市機能が充実しています。子育て支援も手厚く、共働き世帯が暮らしやすい環境が整備されています。一方、いわき市は海に面した自然豊かな環境が特徴です。広大な敷地を持つ施設や、ゆとりのある暮らしを求める人には魅力的な選択肢です。都市の利便性よりも、自然との調和や生活の質を重視する層には、いわき市の環境が適しています。
田村の結論
資産形成を最優先し、生活コストを抑えながら投資に回せる資金を増やしたい人にはいわき市が向いています。一方で、仕事の選択肢の多さと都市機能の充実、そして安定した生活環境を重視する人には岡山市が適しています。