高松市は待機児童ゼロ。子育て世帯に選ばれる理由をデータで見る
香川県高松市は、保育所118か所、待機児童ゼロという子育てに優しい都市です。平均年収360万円、1LDK家賃5.2万円の生活がもたらす経済的ゆとりと、東京23区との家賃差7.3万円/月から、高松市で子育てをするメリットをデータで解説します。
田村 陽介
岡山市在住 / 元東京のIT企業勤務 / 3児の父
東京のITスタートアップで7年間勤務した後、妻の地元である岡山にIターンし、現在3人の子どもを育てている田村陽介です。地方での子育てを経験する中で、都市選びの重要性を日々実感しています。今回は、瀬戸内海に面した香川県高松市が、なぜ子育て世帯に選ばれるのか、具体的なデータをもとに解説していきます。高松市は、子育て世帯が求める安心とゆとりを、数字で示しています。
高松市は待機児童ゼロ。子育て世帯が安心して暮らせる環境
高松市の子育て環境を語る上で、まず注目すべきは、その保育サービスの充実度です。高松市には、保育所が118か所あり、驚くべきことに待機児童は0人です。この「待機児童ゼロ」という事実は、子育て中の親にとって何よりも大きな安心材料となるでしょう。
東京23区では、依然として保育園探しに苦労する声が聞かれ、希望する園に入園できないために、復職を断念したり、キャリアプランを見直したりする家庭も少なくありません。しかし、高松市では、希望する保育サービスを受けやすい環境が整っているため、共働き世帯が安心してキャリアを継続できる基盤が提供されています。これは、仕事と育児の両立を目指す親にとって、非常に重要なポイントです。
さらに、高松市内には小中学校が82校あります。これは、子どもたちが通学しやすい環境が整備されていることを示しており、教育の選択肢も豊富です。地域に根ざした教育を受けながら、子どもたちがのびのびと成長できる土壌が高松市にはあります。待機児童ゼロという事実は、高松市が子育て支援に力を入れている証拠であり、親が安心して子育てに専念できる環境を提供していると言えるでしょう。
東京23区と比較する子育てのしやすさ
高松市と東京23区の子育て環境を比較すると、その違いはデータとして明確に現れます。特に、住環境と経済的なゆとりの面で大きな差があります。
まず、住環境の広さに大きな違いがあります。高松市の1LDK家賃相場は月5.2万円であるのに対し、東京23区では月12.5万円です。この家賃差は月7.3万円にも及び、年間では実に87.6万円もの差になります。この家賃差は、子育て世帯にとって非常に大きな意味を持ちます。東京で家賃に消えるはずだった年間87.6万円があれば、高松市ではより広い住まいを選んだり、子どもの教育費やレジャー費用に充てたりすることが可能です。
都心では子どもを遊ばせる場所を探すのも一苦労ですが、高松市では自然豊かな公園や広々とした公共施設が多く、子どもたちがのびのびと育つ環境があります。家賃の差額は、単に居住費の節約に留まらず、生活全体のゆとりと質の向上に直結するのです。例えば、東京では手狭なマンションに住んでいても、高松市では同じ予算で庭付きの一戸建てや、部屋数の多いマンションに住むことも夢ではありません。子どもが成長するにつれて、個室が必要になったり、遊び場が求められたりすることを考えると、この住環境の広さは子育て世しやすさに直結します。
保育所の入りやすさも東京とは対照的です。高松市の待機児童ゼロは、親が仕事と育児を両立しやすい環境を物語っています。東京で苦労して保育園を探すストレスから解放されることは、親の精神的な負担を大きく軽減します。子育ては体力も精神力も使うものですから、こうした行政サービスが充実していることは、親のQOL(生活の質)を高める上で非常に重要です。
リアルな生活感:平均年収360万円と家賃5.2万円が描く日常
高松市での生活費と家賃を考慮すると、平均年収360万円という数字が示す生活感は、東京とは大きく異なります。高松市の平均年収は360万円です。この数字だけを見ると、東京の平均年収と比較して低いと感じるかもしれません。しかし、高松市での生活コストを考慮すると、その感覚は変わるでしょう。
高松市における1LDKの家賃相場は月5.2万円、月々の生活費は11.8万円です。もし手取りが25万円と仮定した場合、家賃と生活費を差し引いても、月8万円の投資余力が生まれます。これは、東京23区で同条件で生活した場合の投資余力-0.5万円(赤字)と比較すると、月8.5万円もの差があります。つまり、高松市では、平均的な年収でも、東京に比べて経済的なゆとりを持って生活できるのです。
この経済的なゆとりは、子育て世帯にとって特に重要です。子どもの習い事や教育費、家族でのレジャー、そして将来のための貯蓄や投資など、様々な選択肢が広がります。東京では家賃と生活費で手一杯になりがちな家計も、高松市では子どもの成長に合わせた出費や、家族の思い出作りに積極的にお金を使うことができます。
また、高松市の有効求人倍率は1.58倍と、東京23区の1.32倍よりも高い水準にあります。これは、職探しにおいても比較的有利な状況であることを示しており、移住後のキャリア形成においても安心材料となるでしょう。仕事を見つけやすい環境は、移住を検討する際の大きな後押しとなります。
物価の安さも地方生活の大きなメリットです。スーパーでの食料品や日用品の価格、外食費なども東京に比べて抑えられる傾向にあり、日々の生活コスト全体が下がります。これにより、平均年収が東京より低くても、実質的な購買力や生活の質は高まる可能性が高いのです。子育て世帯にとって、日々の食費や消耗品にかかる費用を抑えられることは、家計の大きな助けとなります。
移住支援制度と子育て世帯へのサポート
高松市では、移住者への支援制度も充実しており、子育て世帯が新しい生活をスタートしやすい環境が整っています。高松市では、移住支援金として最大100万円が支給される制度があり、これは移住初期の経済的な負担を大きく軽減してくれます。
特に子育て世帯にとって、新しい環境での生活を始めるには、引っ越し費用や新居の準備費用など、まとまった資金が必要です。この移住支援金は、そうした初期費用をカバーする上で非常に有効なサポートとなるでしょう。経済的なハードルが下がることで、移住への一歩を踏み出しやすくなります。
また、高松市は人口42万人の都市でありながら、コンパクトにまとまっており、行政サービスや生活に必要な施設へのアクセスが良いのも特徴です。子どもの急な体調不良時など、医療機関へのアクセスもスムーズで、子育て世帯にとって安心感があります。都会のように移動に時間がかかったり、交通費がかさんだりすることが少ないため、日々の生活がより効率的になります。
地域全体で子育てを支えようという意識も高く、地域コミュニティとの繋がりも生まれやすい環境です。都会では希薄になりがちな隣人との関係も、地方ではより密接になり、互いに助け合う文化が根付いています。地域のお祭りやイベントを通じて、子どもたちは多様な価値観に触れながら成長でき、親にとっても孤立せずに子育てができる心強い環境が整っています。
岡山移住者としての視点:地方で子育てするメリット
私自身、東京のITスタートアップで7年勤務した後、妻の地元である岡山にIターンし、現在3人の子どもを育てています。岡山市と高松市は隣接しており、瀬戸内海の穏やかな気候や、都市と自然が調和した環境は共通する部分が多いと感じます。私の経験から、地方での子育てにはデータだけでは語りきれない多くのメリットがあることを実感しています。
例えば、地方に移住することで、通勤時間が短縮されるケースが多く、その分、子どもと過ごす時間が増えます。都会の満員電車でのストレスから解放され、心にゆとりが生まれることで、子どもたちと向き合う時間もより豊かになります。私自身も、東京での通勤時間を子どもの寝かしつけや、家族での夕食の時間に充てられるようになり、精神的な充足感が大きく向上しました。
また、自然に触れる機会が多いのも地方の魅力です。公園や河川敷、海など、子どもたちが五感を使い、体を動かして遊べる場所が身近にたくさんあります。土日には、家族で気軽にアウトドアを楽しんだり、地域のイベントに参加したりと、都会では難しい体験が日常になります。高松市も、美しい瀬戸内海や栗林公園のような広大な緑地があり、子どもたちが自然の中で伸び伸びと育つ環境が整っています。
地域の人々との温かい繋がりも、地方ならではの財産です。近所のおじいちゃんやおばあちゃんが子どもたちに声をかけてくれたり、地域の行事に一緒に参加したりすることで、子どもたちは多様な価値観に触れながら成長できます。親にとっても、孤立せずに子育てができる心強い環境です。都会では隣人の顔も知らないというケースも珍しくありませんが、地方では地域全体で子どもを見守る文化が根付いています。
高松市も、こうした地方都市特有の温かさや、子どもがのびのび育つ環境を兼ね備えていると言えるでしょう。データが示す経済的なメリットに加え、こうした精神的な豊かさも、地方移住の大きな動機となり得ます。
子育てしながらでも資産形成。高松市での新たな一歩
高松市での生活は、子育てのしやすさだけでなく、将来の資産形成においても大きなアドバンテージをもたらします。東京23区での投資余力が月-0.5万円(赤字)であるのに対し、高松市では月8万円の投資余力が生まれます。この差は、月+8.5万円にもなります。この月8.5万円の余力は、子育て世帯にとって非常に貴重な資金源です。例えば、この余剰資金をNISAなどの非課税制度を活用して積み立て投資に回すことで、子どもの教育資金や自分たちの老後資金を効率的に形成することが可能です。子育てと仕事に追われる日々の中で、将来への不安を感じる方も少なくないでしょう。しかし、高松市のような地方都市では、生活コストを抑えながら、経済的なゆとりを生み出し、計画的に資産形成を進めることができるのです。これは、都会ではなかなか実現しにくい、地方移住ならではの大きなメリットと言えます。
※ 本記事は情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。NISAを含む投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。
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※ 本記事は情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。 NISAを含む投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。 投資に関する最終判断はご自身の判断で行ってください。 データは各公的機関の公開情報に基づいていますが、最新の情報と異なる場合があります。