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NISA試算2026-04-13

甲府市でNISAを始めると、東京23区より月8.7万円多く積み立てられる

甲府市でのNISA投資は、東京23区と比較して月8.7万円もの投資余力差があります。この差額の主要因は家賃の違い。具体的なデータに基づき、地方移住がもたらす資産形成の可能性と「手元に残るお金」の重要性を解説します。

田村 陽介

岡山市在住 / 元東京のIT企業勤務 / 3児の父

甲府市と東京23区、投資余力の決定的な差

私は東京のITスタートアップで7年間働き、その後家族で妻の地元である岡山にIターンしました。移住後にNISAを始めた経験から、地方都市での暮らしが投資に与える影響の大きさを実感しています。特に、東京と地方都市では「手元に残るお金」、つまり投資に回せる「投資余力」に大きな差があるのは揺るぎない事実です。

今回は山梨県の県庁所在地である甲府市を例にとり、東京23区と比較しながら、地方都市でのNISA活用がいかに有利かをデータで見ていきましょう。

結論から言えば、甲府市でNISAを始める場合、東京23区と比較して月あたり8.7万円も多くの金額を積み立てられる可能性があります。

具体的にデータを見てみましょう。
甲府市で手取り月25万円の人が暮らすと仮定した場合、家賃5万円(1LDK相場)、生活費11.8万円を差し引くと、毎月の投資余力は8.2万円となります。これは、NISAなどを通じて将来のために積み立てられる金額です。

一方、東京23区で同じ手取り月25万円の人が暮らすとどうでしょうか。1LDKの家賃相場が12.5万円と高く、生活費も甲府市と同程度かそれ以上かかることを考えると、毎月の投資余力はなんと-0.5万円、つまり赤字になってしまう計算です。投資に回すどころか、生活費を切り詰めるか、貯蓄を取り崩すか、あるいは借金をしないと生活が成り立たない状況が見えてきます。

この甲府市の投資余力8.2万円と、東京23区の投資余力-0.5万円の差は、まさに月あたり8.7万円に及びます。この8.7万円という差額は、単なる数字の比較に留まりません。これは、将来の資産形成において、地方移住という選択がどれほどのインパクトを持つかを示す、決定的なデータなのです。

家賃が投資余力を生む、甲府市の経済的優位性

では、この月8.7万円という投資余力差は、一体どこから生まれるのでしょうか。その最大の要因は、言うまでもなく「家賃」です。

甲府市の1LDK家賃相場は月5万円です。これに対し、東京23区の1LDK家賃相場は月12.5万円。この差額は、なんと月7.5万円にもなります。年間に換算すると、実に90万円という巨額な差が生まれているのです。

先ほどの投資余力の計算では、甲府市と東京23区の手取り収入を同じ25万円と仮定しました。生活費が同程度だとすれば、この家賃の差7.5万円が、そのまま投資余力に直結していることがわかります。甲府市の投資余力8.2万円と東京23区の投資余力-0.5万円の差8.7万円のうち、実に7.5万円が家賃の差によって説明できるのです。

もちろん、甲府市での生活費は月11.8万円と、東京23区と比べて大きく変わらない部分もあるでしょう。しかし、住居費という最も大きな固定費がこれほどまでに異なることで、手取り収入から差し引かれる金額が劇的に変化します。

東京では、家賃だけで手取り収入の半分近くが消えてしまうことも珍しくありません。しかし甲府市では、家賃が手取り収入のわずか20%に過ぎません。この家賃の低さが、生活の安定と、将来のための資産形成に必要な「お金を貯める力」を劇的に向上させているのです。

地方都市への移住を考える際、多くの人が「地方は給料が安いから」という懸念を抱くかもしれません。確かに、甲府市の平均年収は355万円と、東京23区の平均年収と比較すれば低いかもしれません。しかし、重要なのは「額面」ではなく、「手元に残るお金」です。

「手元に残るお金」が豊かな生活の鍵

「賃金が高い=豊か」という考え方は、一面的な見方であると私は考えています。真の豊かさとは、額面収入の多寡ではなく、手取り収入から生活費を差し引いた後に、どれだけのお金が「手元に残るか」、そしてそのお金を自分の望む形で使えるか、投資に回せるかという点にあるのではないでしょうか。

東京23区で高い給料を得たとしても、その大半が家賃や高額な生活費に消えてしまい、結果として毎月の投資余力が-0.5万円、つまり赤字になってしまうのであれば、それは経済的に豊かな生活とは言えません。むしろ、常に金銭的なプレッシャーに晒され続けることになるでしょう。

一方、甲府市では平均年収が355万円であったとしても、家賃が月5万円と抑えられているため、手取り25万円のケースでは月8.2万円もの投資余力を生み出すことができます。この8.2万円は、将来の選択肢を広げ、精神的なゆとりをもたらす、非常に価値のあるお金です。

また、仕事の機会についても見てみましょう。甲府市の有効求人倍率は1.48倍です。これは東京23区の1.32倍を上回る数字であり、甲府市でも比較的仕事を見つけやすい環境にあることを示しています。給与水準は東京ほどではないかもしれませんが、家賃の安さや生活コストの低さを考慮すれば、実質的な経済的メリットは大きいと言えるでしょう。

「手元に残るお金」が多いということは、単に貯蓄や投資ができるだけでなく、趣味やレジャー、自己投資など、自分の生活を豊かにするための選択肢が増えることを意味します。これが、私が考える「豊かな生活」の本質です。

甲府市でNISAを始めると、将来どう変わるか

では、甲府市で得られる月8.2万円の投資余力をNISAで積み立てていくと、将来どのような資産を築けるのでしょうか。

仮に、この月8.2万円を年利5%で30年間積み立て続けたとします。具体的なシミュレーションの数字はここでは触れませんが、試算では数千万円規模の資産を形成できる可能性を秘めています。

この数千万円規模の資産は、老後の生活資金、子どもの教育資金、あるいは早期リタイア(FIRE)の資金源となる可能性も十分にあります。東京23区で毎月-0.5万円の投資余力で生活している人と、甲府市で月8.2万円をNISAで積み立てている人とでは、30年後には文字通り「天と地」ほどの資産差が生まれることになります。

NISAは、投資で得た利益が非課税になるという非常に大きなメリットがあります。甲府市での低コスト生活で生まれた投資余力をNISAで効率的に運用することで、資産形成のスピードを加速させることができます。

地方移住は、単に住む場所を変えるだけでなく、ライフスタイル全体、そして将来の資産形成戦略を根本から見直すチャンスを提供してくれます。家賃という大きな固定費を抑えることで、日々の生活にゆとりが生まれ、そのゆとりを将来のための投資に回すことができる。これが、地方移住がもたらす最大の経済的メリットの一つです。

地方移住で「豊かな生活」を再定義する

甲府市は、経済的なメリットだけでなく、生活環境の面でも魅力的な点が多い都市です。人口は18.5万人で、ほどよい規模感の都市です。

特に子育て世帯にとって重要な情報として、甲府市の待機児童数は0人です。保育所も52か所あり、小中学校は38校と教育環境も整っています。これは、東京23区ではなかなか実現が難しい、子育てしやすい環境と言えるでしょう。経済的なゆとりと、安心して子育てができる環境が両立しているのは、移住を検討する上で非常に大きなポイントです。

さらに、甲府市への移住を検討している方には、移住支援金最大100万円という制度も用意されています。これは、移住にかかる初期費用や、新しい生活を始めるための準備資金として活用できるものであり、移住のハードルを大きく下げる要因となります。

地方移住は、単に経済的な合理性だけでなく、ワークライフバランスの改善、自然豊かな環境での子育て、地域コミュニティとの繋がりなど、多岐にわたるメリットをもたらします。そして、その中でも「手元に残るお金」を増やし、NISAなどの制度を活用して将来の資産を形成できるという経済的側面は、見過ごせない重要な要素です。

甲府市を始めとする地方都市への移住は、単に生活の場所を変えるだけでなく、「豊かな生活」の定義そのものを再考し、より充実した未来を築くための強力な選択肢となり得るでしょう。

※ 本記事は情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。NISAを含む投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。

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※ 本記事は情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。 NISAを含む投資にはリスクが伴い、元本割れの可能性があります。 投資に関する最終判断はご自身の判断で行ってください。 データは各公的機関の公開情報に基づいていますが、最新の情報と異なる場合があります。